真空テストの方法

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水中ドローン運用前の真空テスト方法

2021年8月19日

BlueROV2を水中に入れる前には、真空テストを必ず行ってください。
また、ペネトレータやOリングを交換するなど、シールを傷めるものを交換した後も真空テストが必要です。

このテストは、エンクロージャー内に外部から空気が入り込むかチェックしています。真空ポンプで一定数まで空気を抜き放置します。その後、空気が入らなければ問題なし。空気がどこからか入り、数値が下がれば水中に入れてはいけません。空気が入るという事はどこからか水が浸入してくることを意味しています。

下記の手順でチェックをしてみましょう。

BlueROV2で真空テストを実行するには、付属の真空ポンプが必要です。

エンクロージャーからベントプラグを取り外します

チューブの先端を各通気プラグ・ポンプにそれぞれ接続します

ポンプで空気を抜き、ゲージが-10inHgになったら15分間放置します

-10inHg

-10inHg

15分後ゲージを確認。-9.5inHg程度であればシールは問題ありません。
※ただし深く潜る際は各部分の点検をしてできるだけ数値が-10inHgのままになるように整備をする必要があります。

-9.5inHg

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石田一浩

石田一浩(Ishida Kazuhiro)

株式会社チックの代表として、水中ドローンや無人船、ブルーボートの開発・販売に注力。海洋調査や水中探査の現場で、水中ドローンを活用した豊富な調査経験を持ち、その実績を基に、専門家や企業に信頼される高性能な製品を提供しています。

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