水中ドローンBlueROV2を運用する間に、必ず行わなければならないのが真空テストです。これは4インチの電子エンクロージャー内と3インチのバッテリーエンクロージャー内の空気を一定数値抜き、15分放置し漏れを調べるものです。メーカーから発売されているポンプが新しくなったのでそれの使い方を解説します。
Mityvac手動真空ポンプ
このポンプはPRESSUREとVACUUMの切り替えがあります。
真空ポンプの側面にあるノブを回して、「VACUUM」設定にします。
バキュームプラグの1つをバッテリーエンクロージャーベントペネトレーターに挿入します。
ゲージが10inHg [34kPa]の真空になるまで真空をポンプします。
平均して、付属のMity-vacポンプを使用して10 inHgに達するには、140〜145個のポンプが必要です。
BlueROV2とポンプを15分間放置します。
15分後にゲージが9inHg [31 kPa]以上を示した場合、シールは許容範囲内です。
真空度が9inHg [31 kPa]未満になる場合は、エンクロージャーのエンドキャップ類の締め付け、ネジの緩み、Oリングの劣化などを確認してください。