Rov-Fun

石田一浩

株式会社チックの代表として、水中ドローンや無人船、ブルーボートの開発・販売に注力。海洋調査や水中探査の現場で、水中ドローンを活用した豊富な調査経験を持ち、その実績を基に、専門家や企業に信頼される高性能な製品を提供しています。

水圧

2024/10/11

水中ドローンに関係深い水圧を解説

水圧とは、水の重さによる圧力のことです。物体は、空気中では空気から圧力(大気圧=ほぼ1気圧)を受けています。 同じように、水中で水から受ける圧力が水圧です。水圧は物体のあらゆる方向から、垂直に働く特性があります。 水圧と水深の関係 水圧は、物体にかかる水の重量によって生じる圧力のため、水深が深くなるほど水圧は大きくなります。 例えば、水深2mの地点でかかる水圧は、水深1mの2倍です。 また、水面からの深さが同じであれば、水圧はどの地点でも等しくなります。 水圧を求める一般的な計算式は次の通りです。 水圧( ...

ROVで使用するGoProの基本設定とカメラ設定の例

2024/9/23

水中ドローン(ROV)で使用するGoProの基本設定とカメラ設定の例

様々な水中カメラがありますが、気軽に使用できる水中カメラとして代表的なのはGoPro。 アクションカメラの先駆けとなったGoProは、初めてのアクションカメラとしても、より高度な専門機材としても、幅広いユーザーにとって非常に有用なツールとなっています。 ここでは、GoProを水中(ROV)で使用する際の、基本設定とカメラの設定について参考例としてご紹介していきます。 使用するカメラ・おすすめアクセサリー カメラ:GoPro9 映像性能 最大解像度: 5K (5120 x 2880) @ 30fps 4K ...

飽和潜水は普通のダイビングと何が違う?深海での作業を可能にする技術とは

2024/10/19

飽和潜水は普通のダイビングと何が違う?深海での作業を可能にする技術とは

海難事故のニュースなどで、「飽和潜水」という言葉を耳にしませんか? 最近では、2023年4月、沖縄県宮古島周辺の海域で陸上自衛隊の隊員10人が乗った輸送用ヘリコプターが消息を絶った事故では、海底で見つかった機体での捜索活動などに用いられていました。 レジャーでも使われるスクーバダイビングとの違いや、なぜ深海での活動に有効なのか、安全性とリスクなどについて解説します。 潜水とは? ダイビングの歴史と技術・資格 潜水の歴史 潜水とは、人間が水中に潜って活動するための技術です。人類の歴史では、息をこらえて身一つ ...

BlueBoat小型無人ボートASVのご紹介

2024/10/9

BlueBoat小型無人ボートASVのご紹介

BlueBoatは水中ドローンBlueROV2のメーカーであるアメリカのBlueRoboticsが開発した、拡張性の高い小型無人ボートです。 このボートは、水路調査とロボット工学システム開発のための理想的なプラットフォームとなります。 実運用に基づく深い理解とトータルサポート 弊社は、小型無人ボートの分野で、ただの販売者にとどまらず、実際にこれらのボートを運用しています。この経験により、ボートの長所と短所の両方を深く理解しており、その知見を製品開発とカスタマーサポートに活かしています。 また、オリジナルの ...

水中ドローンBlueRoboticsセンサー類

2024/10/9

水中ドローンBlueRoboticsセンサー類

BlueRoboticsのセンサー類の解説です。水中ドローンBlueROV2には標準でBAR30センサーが搭載されています。 BAR30センサー Blue RoboticsのBAR30センサーは、水中で使用するために設計されたセンサーであり、深さ分解能は2mmで最大深度は300mまで対応しています。このセンサーは、1mまでの深度を正確に測定することができます。 BAR30センサーは、BlueROV2をはじめとする水中ロボット、無人潜水艦、水中ドローン、研究用機器など、さまざまなアプリケーションで使用されて ...

ASV(小型無人ボート)の開発、点検依頼

2024/10/9

ASV(小型無人ボート)の開発、点検依頼

弊社は、自律航行型の無人船(USV/ASV)の開発から販売、カスタマイズまで幅広く対応しております。 これまでに、点検用の無線式無人船や有線式の小型無人船を開発し、測量会社や点検の専門会社に機体を提供してまいりました。 御社の業務に合わせた機体開発や、既存製品のカスタマイズを承ります。 2023年2月、アメリカので開催された海洋技術の展示会で発表された機体 Oceanology International2023サンディエゴで発表された、水中ドローンメーカーBlue Roboticsで開発されたボート(B ...

スマート水産業とは?内容と実例を紹介

2024/9/26

スマート水産業とは?内容と実例を紹介

近年水産業において「スマート水産業(スマート漁業)」という取り組みが注目されています。 ここではスマート水産業とはなにか?という基本的なところから、具体的な内容をわかりやすくじっくり説明していきます。 スマート水産業(スマート漁業)とは何か? スマート水産業とは水産庁が掲げている取り組みで、最先端の通信や情報技術を活用して、水産資源の持続的利用と水産業の持続的成長の両立を実現する「次世代の水産業」のことを言います。 つまり「デジタル技術を最大限駆使して水産業を支え、つなげていこう」といった考え方です。 ド ...

小型の測深機能搭載ボートの紹介

2024/9/23

小型の測深機能搭載ボートの紹介

水辺の仕事での人材が不足する現在、とても活躍する無人ボート。調査などの作業がラジコン操作で手軽に効率化できます。 今回は、YouTube動画で紹介している代表的な商品を無作為に5つ選んでみました。 救助に適した小型無人艇(USV)「アトレーパー」 https://www.youtube.com/watch?v=wRjAXtQosQk 河川や海に浮かべるだけです。大きさは全長923mm、全幅は394mmと 1人で持ち運びが可能そうです。 特徴 アトレーパーはGNSSを用いたプログラムに対応しているため、自動 ...

洋上風力発電の仕組みをおさらい!

2024/9/23

洋上風力発電の仕組みをおさらい!

日本各地の海で「洋上風力発電」のプロジェクトが進んでいるのをご存知ですか? 洋上風力発電は、巨大な風車を建ててエネルギーを生み出すもので、日本の地理的条件に適したクリーンエネルギーとして官民をあげて導入が進められています。 今まさに熱い注目を浴びている洋上風力発電の仕組みをおさらいしておきましょう! 過去の記事 『洋上風力発電とは?水中ドローンの活躍はあるのか?』 『秋田県に風力発電が多い理由』 洋上風力発電とは 洋上風力発電とは、海の上に設置した風車で風を受け、風の運動エネルギーでプロペラをし、その回転 ...

2024/10/5

BlueRobotics 「ニュートン海底グリッパー」

ニュートングリッパーは、BlueROV2やその他の海底ロボットに、物体を回収したり、引っ掛かったテザーを解消することができます。この商品には水中ドローンBlueROV2への取り付けに必要なものがすべて含まれています。 ニュートングリッパーは直径6.2cmまでの物を掴めます ニュートン海底グリッパーとは ニュートン海底グリッパーは、BlueROV2などの海底ロボット用の単機能マニピュレーターです。 性能と特徴:物体をつかむ能力と深度範囲 グリッパーは、直径6.2cmまでの物体をつかめます。本体は空気で満たさ ...

水中ドローンBlueROV2スペアフレーム、拡張フレーム

2024/10/9

水中ドローンBlueROV2スペアフレーム、拡張フレーム

BlueROV2のフレーム単体 BlueROV2のフレームは、高密度ポリエチレン(HDPE)製で、耐衝撃性と耐水性に優れた特徴を持っています。このフレームは、BlueROV2の主要な基盤となるものであり、組み立てに必要なパーツと共にセットになっています。 2 xフロントセンターパネル(1/2インチ厚ブラックHDPE)×2 リアセンターパネル(1/2インチ厚ブラックHDPE)×2 底面パネル(1/2 "厚黒HDPE)×1 サイドパネル(3/8 "厚黒HDPE)×2 エンクロージャークレードル(4インチシリー ...

BlueROV2の浮力材とカバー

2024/10/9

BlueROV2の浮力材とカバー

BlueROV2 加工浮力フォーム 浮力材は、BlueROV2の浮力を最大化するために特別に処理された海底浮力フォームです。このフォームは、車両の安定性と持ち上げ能力を向上させます。公式定格では、水深244mまで使用できます。 LAST-A-FOAM® R-3318は、機械加工可能な耐水圧フォームであり、水中で浮力を得ることができます。クローズドセル構造は、水の浸透に耐えるように設計されています。 耐圧性が高く、多くの液体や樹脂に対して使用できるため、樹脂トランスファー成形のコア材としても利用されています ...